こんなことになってたなんて！！【復刻版、困った、水漏れ、床下水漏れ、床ベコベコ】

「ホンマにめっちゃ可哀想な事になってて、
早く何とかしてあげたいんです！」
と、毎日事務所で担当の山北は話していました。
ガレージの水漏れのご相談から始まって、
まさか「こんなことになっていたなんて」というお話です。

「困ったなおった新聞45号（2020年7月15日発行）より」

 

妙見桜並木通り
㈱さくらの山北です。

住宅アドバイザー山北

 

半年ほど前に、僕が担当していた工事のN様は
交野市内にお住まい。
『困ったなおった新聞』をいつも読んでもらってたみたいで、
お電話いただきました。

 

「どこからかの水漏れで、
一階ガレージにシミが出て、玄関のたたきも漏れてきて、
水量が徐々に増えてくるのですぐに見て欲しい」
とのことでした。

 

さっそくN様邸へ伺い現場調査。
築25年の3階建てで一階にガレージと玄関、洗面所、お風呂があります。
僕が玄関に入った時、カビ臭いなと思ったし、
洗面所の床を踏むとベコベコしてました。

ガレージにシミ出した水

 

お風呂か洗面所の配管を見た方がいいなと、
家の外から見まわしたのですが床下に点検口がなかったので、
下から覗くことができず、その日は一旦、引き上げました。

 

でも、すごく困っておられて、
早くなんとかしてあげたい！
と強く思いました。

 

帰社して自社職人の橋本さんに現場写真を見せると、
床の一部に穴をあけて床下を見て、濡れてる場所によっては、
最悪お風呂とか全部交換になるかもしれない、という判断でした。

 

すぐに穴あけ調査をするしか方法がないことを
N様にご説明した上で、後日、橋本さんと二人で再調査に伺いました。

 

最初は、後から目立たないように、一階の階段下の収納庫の床に、
穴あけて、めくると…

 

なんと床下が全面プール！

 

四角い穴、黒く見えるのは水面。
そぐそこまで貯まった水が来ています。

 

測ると、深さ７㎝もの水が、たっぷり全面に溜まっていたのです！

 

配管が水中に埋もれていて、漏れている所が断定できなかったので、
お風呂の入り口床もめくることに。

 

これにはM様も、かなり驚きの表情。

 

「まさか、こんな事になってたなんて」

 

3階建ては一階部分がコンクリートの箱の構造になっていて、
点検口や通気口がある場合はそこを覗いて床下の状態を見れるし、
そこから水が溢れてくるので、もう少し前段階で気付くこともあります。

 

今回は全く穴がなく、抜けるところがなかったので、
漏れた水は溜まる一方、ついには玄関やガレージの土間へと
シミ出していったと思われます。

 

そこで、まず壁に水抜きの穴をあけ放水。

 

その後、ポンプで４～5時間かけて吸い上げ、
全部抜き取りました。

 

すると洗面台のお湯の配管のT字になったところからピューっと！
吹き出している箇所をみつけたんです。

 

銅管は経年劣化でピンホールといって、
穴があくことがあり、そこから少量の漏れが発生していました。

 

すぐに応急処置として、配管の痛んだ部分だけ新しい配管に
交換修理をして、別の個所でも漏れがないかを確かめるため様子をみました。

 

床下は土台や柱の木材が水に浸かり、
特にお風呂の下あたりは傷みが進んでいました。
ひょっとすると、かなり前からじわじわ来ていたのではないかと思われます。

 

どのように直していくかのお話を進める中で
N様にとっては「やりたかったリフォーム工事ではなく、
突然トラブルに遭ったような緊急工事で、思わぬ出費になる」
のが正直なところ。

 

結局、床を全部めくるのであれば、お風呂と洗面を
新しく取り替えようという事になりました。

 

解体後、一週間あけて床下を乾燥させてから、
土台を一部やり替え、しっかり補修しました。

その後、ユニットバスと洗面台の入れ替え、
フローリングの床と壁のクロス貼り、
玄関の框（かまち）も新しくなりました。

タイル張で冷たかったお風呂は、
バスタブも大きくなり快適に！

 

私たちも今回、水溜まりの現場を目にした時は、
ここまであふれないと気付かなかった…というのが、
本当に気の毒だと思いました。

 

工事を終えてN様には
「親身に対応してもらって嬉しかったよ」と
言っていただきました。

 

 

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