仕事と誇り(2)
子供たちがなりたい職業で、
変わらず影響する要因はいつの時代も「憧れ」です。
「憧れ」・・・理想とする物事に強く心が引かれること。
テレビの主人公のようになりたい。
父のようになりたい。母のようになりたい。
親方のようになりたい。上司のようになりたい。
子供たちや若者が、未来に対しての動機、原動力になるのは、
このことが何よりだと思いました。
先述の、リフォーム業界の全国大会で、
二代目が活躍されている企業さんの紹介もありました。
先代に「何を教えてましたか?」と聞いても、
「何も教えていない」ということが多いようです。
私も、創業会長である吉村力もそのように言ってました。
しかし、受けとった側は、
「親父のような誇りをもって人生を歩みたい、背中を見て憧れた』
ただ、それだけだったかもしれませんが、
そう思えたことが、スムーズな事業継承につながりました。
建築業、リフォーム業界、実は不人気産業です。
「建築偽装」「施工不良」「訪問販売」など、悪徳が減らないこともあり、
人材不足といった問題も、大きく影響しています。
人気がないのはなぜか?
そういった話題だけなのか?
子供がなりたい職業に入らないのは?
建築業は、年中暑くて、寒くいです。
現場の展開が早すぎて、変化を伝えきれないこともあっり、
お客様にお叱りを受けることも多いです。
昨日、社内で開催した協力業者会で、
スタッフ、営業、職人さんたちに問いました。
「つらい仕事だが、それでも私たちは毎日、『誇り』を持った仕事ができているだろうか?」