シャンデリア バラさないで引っ越し!【交野、枚方、寝屋川、四條畷、家具、調度品、美術品、梱包、特注】
「困ったなおった新聞34号(2019年11月発行)より」
妙見桜並木通り
㈱さくらの吉村です。
㈱さくら代表 吉村 健二
今回の「困ったなおった」は、とても大切にされているシャンデリアを
大阪から長崎に無事に移すことができたお話しです。
枚方のK様(奥さま)とは2年ほど前にお庭の剪定をご依頼いただき、
その後ご主人が亡くなられた時には、遺品整理の処分をさせて頂きました。
昨年の台風被害では天窓が閉まらず雨漏れし、
屋根が急こう配だったので他の工務店さんに断られ、
困っておられてウチが天窓の補修をさせてもらいました。
このシャンデリアは生前ご主人さまが一番のお気に入りだった一点もののシャンデリア。
このたびご実家の長崎にお引越しされるにあたり、
「これも向うへ運びたいんだけれど…」とご相談をお受けしました。
骨董品が大好きだったご主人が、海外で購入されたシャンデリアで、
国内の物とは取付け方などが違っていました。
当時も、海外からこのままの状態で届いたらしく、
日本製の場合は部品をバラバラにして配送し、また組み上げるのが通常のようですが、
奥さまも「バラさないで移動したい」とのご要望もありました。
先ずは、大工職人の坂本さんに相談し、
シャンデリアを見てもらうために現場へ一緒に行ってもらいました。
坂本さん、これまたアンティーク好きだったこともあり、
奥さまと意気投合、話が弾んで♫弾んで。
「いくらになろうが、信頼できる方にお任せしたいので、あなたに是非お願いしたいです」と、
ご依頼をお受けすることになりました。
坂本さんはシャンデリアがスッポリ収まる90センチ角の梱包ケースを制作!
箱の中で吊るせるようにしました。
今日はいよいよ取り外してケースに収めます。
この日は電気工事士の島﨑さんも器具の取外しを手伝いに行きました。
非常に細かいクリスタル、絡まないように、養生してからゆっくりと降ろし、
箱の中に吊るしました。
あとはパッキンを周りに詰めたら、ふたをして梱包は終了です。
実はここからがまた一難。
配送屋さん、同じ条件で普通便としての配送をあちこち8社に断られ…
かと言って美術品配送などの特別便になると、運賃も高額になってしまいます。
あきらめかけた時、いつもウチの店に来てくれている佐川急便の担当者さんが
会社の上層部に掛合ってくれてOKが出ました!
「任せて下さい」と笑顔で引受けていただき、日頃からのお付合いは本当に大事と痛感!
数日前、無事に届いたとの連絡をK様から頂きました。
先月までお住まいだった枚方のお家を来年あたりに手放されるようで、
「さくらの不動産部にまたお願いしますね。」とも仰ってくださっています。