原因は意外なところに…切開で発見!壁のシミ【交野、枚方、寝屋川、四條畷、水漏れ、排水管、水栓金具、劣化】
今回は…
駐車場で見つけた水漏れの原因は、、、
目には見えない意外な場所だった!!というお話です。
「困ったなおった新聞32号(2019年9月発行)より」
妙見桜並木通り
㈱さくらの髙瀬です。
住宅アドバイザー高瀬
交野市にお住まいのA様から、
「駐車場の壁から水が浸み出ているので見て欲しいと」
お電話をいただきました。
すぐに僕は工務の橋本さんと一緒に駆け付けました。
工務部 橋本
先ずは三階建ての一階駐車場で奥さんからお話を伺いました。
駐車場の床には既に1㎝位の水が溜っていたので、ほうきで掻き出しました。
裏に回り外壁を見ると、排水管のとこにもシミが…。
確認するとどうやら排水管ではなく、
もう少し上部の壁から浸み出してる。
1階駐車場の奥の壁。上部からの水漏れで浸み出し、
床のコンクリートまで伝って水溜りになっていた。
この上の階の水廻りがあやしい…
上の階には洗面、洗濯機、お風呂の順番で設置されているとのことで、
お家の中に上がらせてもらうことに。
濡れていた壁側の真上にはまだ新しい洗面台。室内の床には浸み出ていません。
さっそく洗面の下台の扉を開け、収納されてる物をのけて配管を見ました。
手で探ると、給水給湯の配管が少し濡れてるし、触るとグラグラしてる。
壁の中で何か起こってる!
水を出して耳を澄ます。
シューっという音はしなかったので、吹き出るほどの水量ではない…。
でも、調査するには洗面台を一旦取外し、
壁に穴を開けて中を見ないと原因は分かりません。
この日はトレイを下に置き、しばらく使ってもらって様子を見る事に。
後日、調査費用をお見積りし
改めて調査と工事をさせてもらうことになりました。
工事再開。水をこぼさないよう細心の注意を払い、
バケツやトレイを用意。
水栓金具を外し、給排水管すべてを取取り外したところで、
やっぱり!
給水管がグラグラして揺れてました!
洗面台を解体して取り外し、怪しいところを予測し
壁をくり抜きます。
すると壁の中では、給水管の継ぎ目が経年の劣化で、
接着がすっかりなくなってスコスコになっていました。
何かの衝撃や大きな揺れでゴソっと抜けてしまう一歩手前の状態。
もしそうなっていれば、大量の水が壁の中で噴水状態になり、
溢れ出して瞬時に水浸しになってしまいます。
危ないとこでした!
配管の接合部に接着剤をしっかり塗り込みジョイントし、
締めなおして元に戻します。
開けた壁の四角い穴は埋め直し、
取っておいたクロスも貼って元通りに修復。
洗面台を組み上げ、ビスで止めて完了です。
配管を触ったので、他の部分に影響が出ていないかを
全て水漏れチェック。問題なし。給湯も確認しました。
調査も含め約半日のお仕事でしたが、
作業中、A様の奥さんはず~っと近くで見ておられ、
「こんな作業するところを見るのん好きやねん」
と言っていっぱい写真も撮られてました。
しっかり横で見てもらいながら工事ができたので、
逆に安心していただけたと思います。
今回は、原因がすぐにここかも!ってわかったからよかったのと、
漏れて壁つたいに流れたのが外側の駐車場の方だったので、
家の中が濡れずに済み、不幸中の幸いでした。
壁の中や床下など見えない部分の水漏れは、
プロでも原因究明に時間かかったりします。
水道局からの「水道使用量が増えてますよ」というお知らせで『
給水管の漏れ』に気付く場合もあります。
A様は困った新聞をいつも読んでくださってるようで、
記事がおもしろい!と言っていただきました。
今回も新聞を思い出してのお電話、ありがとうございました!
また先日は「お陰様で水漏れ止まりました!」
とお喜びのメールもいただき本当によかったです。