見えてない所ほど、実は…【交野、枚方、寝屋川、四條畷、床の抜け落ち、床下、束柱、束石、きしみ、基礎】
さくらの新規のお客様。
最初は外塀でのご相談でしたが、、、
実は見えていないところで、、、
お客様の大切なお家の、安心と安全のお手伝いができたお話です。
「困ったなおった新聞38号(2020年3月15日発行)より」
妙見桜並木通り
㈱さくら 金沢です。
さくらでは、年明けすぐに
リフォーム相談会を自店で開きます。
今回は、その相談会に初めてご来店くださった
枚方のY様の現場からです。
「外の塀、上にフェンスの柵を足して、目隠ししたい」
とのご相談でした。
僕はその日の夕方さっそくお宅へ現場調査に伺いました。
道路側から塀をみせてもらったあと、打合せをさせて頂くために、
お家の中へ入らせてもらいました。
・・・その時です。
足裏に異変が!
フカフカ感ある床、キッチン側には床の上にコンパネ敷いてありました。
「あれ?床、沈みますよね?」
コンパネをずらすと大きな穴があいていて。
すでに床が抜け落ちてたのです!
「蓋しておいたら生活には支障がなかったんで、
気にはなってたが放っていた…」とのこと。
僕は気になったので、
床の穴からライトを照らしてじっくり見させてもらったんです。
すると床下の束柱と束石がずれていたり、
地面から浮いている部分もあり、
非常に危険な状態であることがわかりました。
見た限りのことはお伝えしたいと思い、
写真を撮ってY様にお見せして、
「この先、まだまだこのお家で住まれるにあたり、
外の塀の工事よりも、先ずはこの床を早く直されてはいかがでしょう?
ついでにバリアフリーにされては?」
とご提案しました。
翌日、大工さんと一緒に再度、詳細を調査し、
2つのやり方を見積りさせていただきました。
①床下の土をコンクリート敷にして固めてしまう
②土はそのまま残し、床下の木組みを補強しながら組み直す
話合いの結果、①のコンクリートを流し込む方法で工事することに。
この時、大工さん
「かなり危ない状態なので、すぐにでもやった方がいいよ」
との判断で、僕はさっそく取り掛かりました。
他の部屋の床は、床下の点検口から入り大丈夫かどうかを確認しましたが、
浮きや抜け落ちはなかったので、DKの部屋だけの工事で済みます。
ちょうどお家の裏のお店の駐車場をお借りできたので、
ミキサー車とポンプ車は、家の裏から流し込み、半日で終了!
キッチンの床下は手作業でも工事できたので、
上にキッチンだけ残してコンクリートを注入しました。
室内はクッションフロアからフローリングに、
もちろん壁もクロスを張り替えました。
床のきしみも沈みもなく、しかもバリアフリーです。
これで床下からの隙間風もなくなって、足元、安心して暮らすことができます。
Y様はお独り暮らしで、日中はお仕事もされていて。
実は、僕は工事の初めから鍵を預かり、させていただいてます。
後日、塀のフェンス工事や追加工事もいただき、
何よりも信頼してお任せ下さり、ありがとうございました。
先日、家具を戻しに伺った時、
「やっぱりフローリングの床は違うね」
と、嬉しそうに歩いておられました。