300万円台でどこまでリフォームできる?予算内でできることを実例を交えて解説
住宅設備の老朽化や故障、生活スタイルの変化、新しく購入した中古住宅を快適に自分好みしたいなどリフォームを検討される方の事情や背景はさまざまです。そこで多くの方が気になることは、リフォームの予算面ではないでしょうか。
リフォームは、日々のスーパーでの買い物のように慣れ親しんだものではないため、「自分の理想を叶えるリフォームにはどれぐらいの予算がかかるんだろう?」、「用意した予算でどこまでリフォームができるんだろう?」と悩まれる方も多くいらっしゃるかと思います。
この記事では、ご予算300万円あればどんなリフォームができるのかをご紹介します。
お家全体のフルリフォーム、予算300万円でできるの!?
結論からお伝えしますと、予算300万円は、戸建て住宅、マンション、どちらの場合でもフルリフォーム、リノベーションのようなお家全体を対象にした大型のリフォームは現実的ではないと思われます。ですが、「ここをきれいにしたい!」、「この“困った”を解決したい!」など優先順位をつけ場所や目的を絞り、選ぶ商材を工夫してお金をかける部分と抑える部分にメリハリをつけけることで、理想を叶えた満足度の高いリフォームを行うことができる費用でもあると言えます。
それでは、予算300万円ではどんなリフォームができるのか!?リフォームメニューごとに紹介します。
「バス・トイレ・洗面所の丸ごと取り替え!」まとめてリフォームで効率的・効果的に!
お風呂・トイレ・洗面所などの水回りは、生活に欠かせない重要な機能を担っています。家族が毎日使うものだからこそ、「ああだったらいいな、こうだったらいいな」とそれぞれの要望も多く、同時に不満も感じやすい場所です。また故障をはじめとした突然のトラブルは生活にも支障をきたすため、安全でキレイに使い続けられる状態を保つことが大切です。水回りは約15〜25年ほどで交換の時期を迎えることが多く、適切なタイミングでリフォームをすることが重要になってきます。
浴室、トイレ、洗面所を個別にリフォームする際の一般的な費用は、導入設備やグレードによって、予算は変わってきますが以下のようになります。
【一般的な水回りのリフォーム費用相場・個別の場合】
バス・トイレ・洗面所リフォームイメージ
■【ジェルコリフォームコンテスト受賞】家族で塗った壁がご自慢!こだわりいっぱいマンションリノベ より
お風呂・洗面所・トイレなどをまとめて一新する「水回り3点パック」を利用し3か所のリフォーム工事を一括で行うことで、運搬費用、養生費用、産廃処分費、現場管理費、人件費などの諸経費を抑えることができるだけでなく、水回り全体の間取りを見直してレイアウトを変更も可能となり、より理想的で使い心地良い水回り空間を実現することができ大変おすすめです。予算300万円があれば、よりグレードの高い設備を導入したりオプションをつけることが可能になります。
バス・洗面所・トイレのリフォーム施工事例
リフォーム費用300万円に近い「バス・洗面所・トイレ3点パック」の施工事例です。
■【費用250万円/バス・洗面所・トイレリフォーム】イメージを統一しおしゃれ空間に
■【費用450万円/バス・トイレ・洗面所+玄関】若いご家族の明るさいっぱい水回りリフォーム
「キッチンまわりの一新リフォーム」毎日使うところだからこそ快適に
キッチンのリフォームは、家族の食事をあずかる人にとって切望であり憧れのリフォームエリアではないでしょうか。また、キッチンが家族のコミュニケーションの場というご家庭も最近増えており、家族みんなにとっての暮らしをアップグレードさせることができるリフォームとして人気です。
ひとことで「キッチンリフォーム」と言っても、老朽化したキッチンのスタイルを変えずにそのまま新しいものに入れ替えるリフォームや、既存のキッチンを一度全て取り払い、配置変更など一から理想のレイアウトでキッチンを作り上げるリフォームまで、その規模感はさまざまです。
キッチンリフォームに予算300万円があれば、配管の変更や壁面の移動も含むような大掛かりなレイアウト変更を伴うキッチンリフォームも可能となり、壁付け型キッチンから人気の対面キッチンやアイランドキッチンへなど既存のレイアウトにとらわれないご希望のレイアウトが実現できるでしょう。また、グレードの高いキッチンや料理の効率化や動線を考えたオーダーキッチンを導入することも可能になるでしょう。壁面収納など収納面を充実させたり、水栓・コンロ・レンジフード・食洗器などの設備も高機能、高性能なものを選択することも可能になり、より満足度の高いキッチンリフォームを実現できるでしょう。キッチンの規模やグレードにもよりますが、キッチン回り+αにも手を加えることが可能な場合もあります。
キッチンリフォームイメージ
■交野市 全面リフォーム【リビング・水回り】
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キッチン一新のリフォーム施工事例
リフォーム費用300万円に近い「キッチンまわりの一新」の施工事例です。
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「リビングダイニングのリフォーム」家族がくつろぐ場所をより居心地よく
築年数の古い日本の住宅は、部屋が細かく仕切られていて、リビング・ダイニング・キッチンがそれぞれ独立した部屋となっている間取りが多くみられます。また、マンションなどの集合住宅では、キッチン・ダイニング・リビングなどお家の中心となる横に和室などが隣接されているもののなかなか使いこなせず、限られたスペースが有効活用されてないケースも多くみられます。
最近は、リビング・ダイニングだけでなくキッチンも含めた全ての壁を取り払って広々空間を作り上げ、インテリアでゆるく区切るLDKが人気のようです。
リフォーム費用300万円があれば、キッチンの配置変更や、壁を取り払って開放感ある空間を作り上げたり、用途に応じて仕切ったりと大幅な間取り変更が可能となり、お家の大部分を占める空間を刷新することが可能になります。
また、日々家族が寛いだり、お客様に過ごしていただくことの多いリビングは、間取りだけでなく、インテリアとしての見た目や素材感のデザイン性も重要になってきます。インテリアを決める大きな要素として、床材、壁材、そして照明などの設備があげられますが、床材ひとつとっても、フローリング、タイル、クッションフロア、じゅうたんなど選択肢が多岐に渡ります。そしてさらに素材やデザイン、クオリティも幅広くラインナップされていますが、予算300万円ですと、選べる選択肢がぐっと広がり、デザイン性や機能性をアップグレードさせたこだわりのリビングを実現することができるでしょう。
リビングダイニングリフォームイメージ
■アウトドア好きご夫婦のお家のコンセプトは「山小屋!」
■家族で塗った壁がご自慢!こだわりいっぱいマンションリノベ【四條畷、寝屋川、交野、枚方、リフォーム、DIY】より
「和室➟洋室+収納クローゼットのリフォーム」新しいライフスタイルに合わせて
日本伝統のお部屋の畳の間、和室。「お家に一室あると便利かも」、「和室は落ち着くわ~」と和室付きの住宅に暮らし始めるかたもいらっしゃいますが、中には生活スタイルが合わないと結局使わなかったり、物置部屋と化して有効活用ができていないお家も多いようです。そんな場合は和室を洋室化することで、利用範囲が広がりお家の居住性、快適性がぐっとあがります。また、段差をなくしてバリアフリー化することができるため、老後の準備として洋室化を望まれるケースも多くみられます。
和室から洋室にリフォームする場合、床材を畳からフローリングやクッションフロアなどの洋テイストのものに替えるだけのものから、壁や天井にクロスを張って洋室化したり、襖を洋風の引き戸に変更、押し入れや床の間をクローゼットにするなど、洋室化するポイントはたくさんあります。また、足元を畳からフリーリングに張り替えると言っても、畳とフリーリング材では厚みが異なるため段差を調整する工事が必要だったり、壁もクロスの場合もあれば、築年数が古いお家では砂壁が採用されていたりなど、一辺倒ではいかない工事が必要となります。
和室の洋室化はどこまで手を加えられる、どんな工事が必要になるかで予算が大きく変わってきますが、予算300万円あれば、床、壁、天井、押し入れや床の間などお部屋全体を対象にした洋室化が可能となるでしょう。ウォークインクローゼットなどの収納を整えて、より使いやすいお部屋を作り上げることも可能になるでしょう。
「和室➟洋室+収納クローゼットのリフォーム」リフォームイメージ
■耐震断熱も大事!見た目だけでなく中身も「きっちり性能向上!!」快適安心のお家になりました。より
「和室➟洋室+収納クローゼットのリフォーム」の施工事例
リフォーム費用300万円に近い「和室→洋室+収納クローゼットリフォーム」の施工事例です。
【費用300万円/和室×3部屋+玄関】和から洋へ、使い勝手も向上しました!【押し入れをクローゼット、柱を活かす、聚楽の壁】
「断熱リフォーム内窓設置 屋根雨漏り修理」お家のメンテナンスや性能アップは暮らしの要!
お家はデザインや間取りなど日々目にする部分だけでなく、目には見えないお家の機能、性能的な部分も住み心地の良さを大きく左右します。
その一つが断熱性です。窓や壁、床の断熱性を強化することで、夏の冷房効率、冬の暖房効率がアップし快適に過ごせると同時に、エアコンの電気代などを抑えることできます。中でも効果的なものは、窓の断熱性をアップさせることです。窓は家の壁面の面積を大きく占めていますが、一番薄く外気と室内の空気の移動が起こりやすい場所です。実際、夏は70%、冬は50~60%近くもの空気が出入りしており、窓の断熱性を高めることで、お家全体の断熱性アップにつながるということを想像いただけるかと思います。
窓の断熱性アップさせるために人気なリフォームのひとつとして、「内窓設置」があげられます。既存の窓に一枚窓を足して二重窓にすることで、断熱性だけでなく、結露対策、防音性、防犯性もアップさせることができます。
導入する窓の素材や商材によって価格は変動しますが、概ね以下のような費用がかかります。
【内窓設置リフォーム費用】
一般的な戸建て住宅では、単純計算で15~16か所の窓があると考えられます(玄関ドア、LDK×2~3、勝手口、洗面室、浴室、トイレ、階段部、バルコニー、主寝室×2、洋室①×2、洋室②×2を想定)。また、3LDKのマンションですと、少ないところで4~5か所(ダイニングキッチン×1~2・居室×3を想定)、多いと6~8か所あると考えられます。
実際には、窓の大きさや窓の数はお家によって様々ですが、費用300万円あれば、お家全体の窓を二重窓に交換することが可能となるでしょう。
「断熱リフォーム内窓設置 屋根雨漏り修理」リフォームイメージ
■耐震断熱も大事!見た目だけでなく中身も「きっちり性能向上!!」快適安心のお家になりました。より
窓回りのリフォームとして、他に雨漏りに対するリフォームもあります。雨漏りというと、屋根からとイメージされる方も多いかと思いますが、外壁や天窓、窓サッシなど、あらゆる窓の経年劣化や施工不良が原因で発生することもあります。雨漏りは目には見えないところでし進行していき、目に見えるるかたちで”発見”したときは、既に被害か拡大している可能性も考えられます。窓の断熱化と合わせて、雨漏りがないかも確認、対策をしておくことで、安心安全に暮らすことができるでしょう。
「断熱リフォーム内窓設置 屋根雨漏り修理」の施工事例
リフォーム費用300万円に近い「断熱リフォーム内窓設置 屋根雨漏り修理」の施工事例です。
■【費用200万円/窓交換・雨漏り】天窓を屋根に替えて雨漏り・結露抑制に【交野市・二重サッシ・ペアガラス・インプラス】
痛んでしまった窓回りのプチリフォームとして、こんな施工もあります。
■日に焼け、湿気にやられた出窓がよみがえる!【窓枠・湿気対策・結露・色褪せ・窓辺の変身・交野・枚方・生駒・四條畷・京田辺】
■傷んでしまった出窓の天板を・・・【窓リフォーム、雨漏り、ダイノックシート】
「給湯器・エコキュート+風呂取り替え」電気代を節約してバスタイムを快適に
お風呂場をリフォームするにあたって、給湯器も合わせて交換すべきかどうか悩まれる方が多くいらっしゃいます。また逆に、給湯器が故障したり老朽化して交換するにあたって、水回りの中でも一番お湯を使うお風呂のリフォームも視野に入ってこられる方が多くいらっしゃいます。このように、お風呂のリフォームと給湯器の交換を同時期に検討される方も多いですが、必ずしも同時にしなければならないというものではありません。
ですが、以下のような状況が当てはまる場合、お風呂のリフォームと給湯器の交換を同時に行う方が、費用や手間を抑えられるなど多くのメリットを得られる可能性が高まります。
お風呂のリフォームと給湯器交換、同時施工をおすすめするケース
①「給湯器が交換時期に近い・または寿命を迎える」
②「省エネ化を期待したり、追い焚き機能や予約機能など、お風呂回りの機能性をアップさせたい」
③「家族構成の変化で人数増え、お風呂を利用する機会が増えた」
④「タイル張りのお風呂などの在来工法からユニットバスにリフォームしたい」
①「給湯器が交換時期に近い、または寿命を迎える」場合、給湯器がいつ故障してしまうかも知れませんし、遅かれ早かれ近い将来交換が必須となってきます。バラバラで工事をするよりも諸経費を抑えることができるので、同時に行うことをおすすめします。
【一般的な給湯器の寿命】
②「省エネ化を期待したり、追い焚き機能や予約機能など、お風呂回りの機能性をアップさせたい」場合、システムバスの導入などお風呂のリフォームで得られる機能ではなく、給湯器そのものの機能になるため、給湯器の交換が必要となります。
③「家族構成の変化で、家族の人数が増えた/減った」場合、給湯器の性能を上げたり下げたりすることで、効率がよくなり適切なエネルギーで適切な湯量を確保することができ省エネにもつながります。
④「タイル張りなど在来工法のお風呂からユニットバスにリフォームしたい」場合、原則として既存のお風呂を全て解体し、新たにユニットバスを組み立てていくことになります。給湯器を交換せずに配管のみを新しくして引き続き従来の給湯器を使用することも可能ですが、あとから給湯器を交換したい/しなくてはいけないとなった場合、設備工事費は、ユニットバスリフォームと同等の費用がかかってしまうため、同時に交換することをおすすめします。
エコキュートも選択肢のひとつに
再生可能エネルギーを活用したエコキュートは、割安な夜間電力を使用してお湯を沸かすため、電気代も安くランニングコストが経済的な給湯機器として人気があります。CO2の削減もできてエコな給湯器であると同時に、災害時にもお湯や水を使うことができるため、利便性よく減災にも役立ちます。また、お湯の使用量や使用パターンなどがデータで確認できるのでからムダ使い防止にもつながります。デメリットとして、初期費用が高く掛かってしまうことやお湯切れの心配、シャワーの水圧が弱いなどがあげられます。エコキュートのメリットとデメリットをしっかりと把握してから、ライフスタイルに合わせたエコキュートを導入しましょう。
ガス給湯器の交換費用相場は、種類や号数、機能によって幅がありますが、一般的に10万円〜30万円程度となります。
エコキュートの交換費用相場は、機種や性能、容量などによって異なりますが、一般的には約50万円から70万円程度となります。
浴室リフォームの一般的な費用相場は、50万円~150万円です。
【給湯器の交換費用相場・浴室リフォーム費用相場一覧】
設備のグレードや施工内容によって上下し、150万〜200万円ほどの予算をかけてこだわったリフォームをする人もいらっしゃいます。
リフォーム費用300万円の場合、給湯器の交換とお風呂のリフォーム、両方が可能となります。また、お風呂回りの様々な”困った”を解決することができます。
”機能的で安心安全な給湯設備”と”自分好みの清潔で快適な浴室”を備えると、より豊かなバスタイムを送っていただくことができます。一日の疲れを癒してくれるバスタイムが充実すればするほど、疲れも吹き飛んでしあわせな気持ちになりますね。
給湯器・エコキュート+風呂取り替え」」リフォームイメージ
築50年の我が家が快適でシックな理想の空間に♪より
「給湯器・エコキュート+風呂取り替え」の施工事例
リフォーム費用300万円に近い「給湯器・エコキュート+風呂取り替え」の施工事例です。
■【費用180万円/在来工法バスからユニットバスへ・シロアリ駆除】シロアリ対策で安心、快適なお風呂へ
給湯器交換、エコキュート導入の事例を「現場中継ブログ」からもご紹介
■給湯省エネ2024事業を使ってオトクにリフォーム!~エコキュート、Panasonic
■エコキュートからガス給湯器に交換~お湯のトラブル
■エコキュートの寿命、ご存知ですか?【エコキュート、ガス給湯器、給湯器、補助金、交野、枚方】
■かなりの量の水漏れ~エコキュート【エコキュート、給湯器、水漏れ】
さくらにじっくりお話聞かせてください
リフォーム予算300万円は、お家全体の大型リフォームやリノベーションは難しいですが、「あんな暮らしがしたい」、「家族とこんな時間が過ごしたい」という日常の中の希望やご要望を大きく補ったり、日々感じる”困った”を解決して、生活の質を上げるのに十分活用できるリフォームを行うことができると考えられます。さくらでは、お客様のご要望や課題をしっかりと聞かせていただき、プランを作っていきます。限られた予算内でどう近づけるのか、お客様とさくらの窓口であり相談相手でもある住宅プランナーはじめ、設計士、職人さんたちがチーム一丸となって進める「お客様の笑顔、応援プロジェクト」でもあります。是非、さくらにお話お聞かせください。
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