モニエル瓦もお任せください！屋根の美しさと機能性が復活！！～最適な施工方法をご提案させていただきます～

モニエル瓦とは

「モニエル瓦」とは、「乾式コンクリート瓦」とも呼ばれ、日本の企業がオーストラリアのモニエル社と共同開発したセメント瓦の一種です。
正式名称は「乾式コンクリート瓦」ですが、人気があったため、社名である「モニエル」という名前が定着しました。

その大きな魅力はデザイン性。欧州発祥の瓦ということで、洋風の味のある雰囲気を演出できるということで非常に人気があり、
また、日本古来の瓦よりもが軽量なため、耐震性や断熱性に優れたとても優秀な建材です。

モニエル瓦の主成分はセメントと川砂。そのため瓦自体には防水性がなく、塗装しなければなりませんが、きちんとメンテナンスをすることで、40年～50年も使い続けることが可能です。

まずは洗浄、なにより洗浄！

新築時はきれいでデザイン性を演出できたモニエル瓦も、経年と共に劣化していきます。
A様のお宅の屋根も、チョーキング現象（別名「白亜化現象」）と言って、雨や紫外線に晒された塗料の中の合成樹脂が分解され、顔料がチョークのような粉状になって塗装表面に現れる症状が起こっていました。また、色あせも見受けられ、工場地帯がお近くということもあって汚れも散り積もっていました。

＜A様邸　モニエル瓦施工前＞

モニエル瓦は、セメントと川砂でできた瓦に防水性を持たせるために、着色スリラーというセメントの着色剤を厚めに塗ったあとに、クリヤーのトップコート剤で保護します。そのため、そのスリラー層までをきれいに取り除いた上で新たな塗装をしないと、後々、劣化したスリラー層からせっかく新たに塗装した塗膜まで剥離してしまうことになってしまいます。

そこで、塗装の前に念入りに洗浄し、スリラー層を完全に取り除きます。

＜A様邸　モニエル瓦洗浄中＞

＜A様邸　モニエル瓦洗浄後＞

すっきりきれいになり、モニエル瓦の表面があらわになりました。

中塗り・上塗りで、よりきれいにより機能的に

モニエル瓦は現在では製造されておらず、新たに導入したくても手に入れることができません。そこで、A様の屋根の状態を確認し、せっかくの屋根を長く良い状態で使っていただきたいと思い、通常よりも高耐久かつ汚れの付きにくい塗料の提案をしました。

屋根の下塗り材には『アステック　モニエルパワープライマー』を使用。
劣化したモニエル瓦に浸透、固着し、上塗り材との付着性を高めることができる下塗り材です。水溶性なので環境にも優しい塗料です。

＜A様邸　モニエル瓦下塗り＞

屋根上塗り塗料は『アステック　リファインMF　ワームクレイ』を使用。
汚れがつきにくく、塗膜が延びることで防水性が高まり、太陽の熱もしっかり遮るので遮熱性もあり、お家の寿命を延ばすことができる塗料です。

「上塗り」の前に「中塗り」として、上塗りと同じ塗料を塗ります。
「中塗り」の工程を経ることで、より美しく、より塗料の性能を発揮させることができます。

＜A様邸　モニエル瓦中塗り＞

最後は「上塗り」で完成です！

＜A様邸　モニエル瓦上塗り＞

アステック社、塗料への思い

今回使用した塗料の会社、アステック社のホームページでは代表取締役の方が以下のように述べられています。

「欧米のように建物を定期的に塗装するだけで、建物の寿命は大きく延びる」という考えのもと、建物の長寿命化に優れた塗料を使用することの重要さを啓蒙することに尽力しました。塗料や塗装の価値を“建物の寿命を延ばすこと”においたのは、建物の寿命が伸びれば、建物の建て直し等にかかる費用を抑えることができるため、人々の生活がより豊かになると考えたからです。（アステック社ホームページより）

アステック社の塗料は、他の一般的な塗料に比べて割高になりますが、長い目で見ていただくと、お家の寿命を延ばし、結果、総合的にコストを抑えることができる優秀な塗料でもあります。

さくらでは、お客様の屋根の状態やライフプランに合わせて、施工方法や塗料をご提案させていただいています。
お家の屋根が気になってきたら、是非さくらにご相談ください。