プロとしての生き方
週に1度通っているジムのトレーナー野田蒼さん。
次の試合が決まったらしい。今回はベルトをかけたタイトルマッチ。
「あーこれから減量だー、辛い~!」
減量は過酷と聞いたことがあったが、改めて聞くと想像を絶する状態。
まず、減量後の写真を見せてもらうと丸で別人。
64gから53.52kgまで約10kgの減量。
100kgの人が10kg痩せるのと訳が違います。
食事対処はもちろんだが、
トレーニングしながらの減量なんて、できるほうが不思議で仕方ない。
終盤は水抜きといって風呂で体中の水分を出し切り、
計量前日は、夕刻から朝、その後の会場の移動時間まで、脱水状況にて1日を過ごすとのこと。
前回の試合は関東エリアで開催で、一人では立ち歩くこともできず、
新幹線に乗って会場まで行けなかったので、家族に支えられての上京したらしい。
「減量できないこともあるんですか?」との質問に、
「あり得ない。もし減量失敗した場合、試合がなくなり、
ファンやスポンサーの方々に迷惑がかって、それだけは絶対したらあかんやないですか」
淡々と話してくれたが、プロ意識の高さに話に引き込まれた。
「でも、一度だけ試合がなくなったことがありました。相手側が減量失敗してね。
むちゃむちゃ腹立ったけど、来てくれた関係者方々へ、僕が全員にお詫びに回りました」と。
蒼さんはまだ2003年生まれ19歳。
K1甲子園2020で王者みたいだ。
プロのスポーツを仕事というのかわからないが、
常にファン、顧客をみて、自分に絶対妥協しないスタンス。
仕事も、生き方も、最後は共通するもんだと思いました。
東京まで応援に行きたい!